8月12日に放送された「残暑を快適に乗り切るお役立ちホンマでっか!?」の内容です。
ゲスト:渡辺直美・福士蒼汰
暑い夏の対策・予防方法
水の飲み過ぎは脱水と同じくらい危険!
生物学:池田先生 運動関連低ナトリウム血症
水を飲み過ぎると腎臓機能が追いつかなくなり、
運動関連低ナトリウム血症になりやすい。
有名なアスリートがこの病気で14人ぐらいなくなっている。
[原因]
普通の人は水分が足りるとノドが乾かない
それでも飲んでしまうから危険
[対策]
お年寄りはノドが乾かなくなる、
水を飲み過ぎると体内のナトリウムが不足するため
塩分を摂取したほうがいい。
総合医療:亀井先生 脱水症状になりやすい人とは
どういう人が脱水症状になりやすいか
1・4時間以上屋外で働く人
2・体格ががっしりしている人(油でも筋肉でも)
3・痩せすぎているひと
[原因]
炎天下では腎臓への血管が締まるため尿(水分)が出せない
そこへ、がぶがぶ水を飲むと血が薄まる・ナトリウムが減る
→脳が機能しなくなり、意識消失・死亡する例も
[対策]
体重を出かける前に量る
2%減っていると危険。
体重が元に戻ったらそれ以上水分を取らなくてもいい
身体の塩の出入りは体質によって2つに分かれる
→色の黒いTシャツで出かける
汗ジミができる人は塩が出る体質なので
塩を補給する必要がある
認知科学:中野先生 カフェインについて
塩を補給する飴、塩分の含まれた水を両方摂取すると塩分の摂り過ぎ
血圧が高い人は注意
カフェインの入った飲み物(コーヒー・緑茶)は取りすぎると
脱水を促す場合もあるので、カフェインが入っていない飲み物をのむ。
経済:門倉先生 暑いとつまらなくなる
35℃以上になるとユーモアのセンスが低下する
総合医療:亀井先生 体質で夏バテ対策は異なる
夏バテ対策はその人の体質で180度変わる
漢方の概念で言う消化管の機能「裏」
裏が熱を持つ人→冬でもアイスクリームを食べる人は夏でも冷やしたほうがいい
冷たい水より炭酸飲料を飲むと抹消の温度が低下する
夏でも熱い飲み物を頼む人→麦茶を室温で飲むと良い
環境:武田先生 冷たい飲み物を好むのは日本人だけ?
日本はとくに冷たい飲み物を飲む
東南アジアは暑くても冷えているものを飲まない
ヨーロッパはビールを常温で飲む
日常生活の暑さ対策
心理:植木先生 「暑いですね」と言われたとき・・・
暑いときのストレスを下げるには
「暑いですね」と挨拶すること
暑い中孤独に物事を考えていると
ネガティブ思考になりがちに
相手が「そうですね」と反応して社会承認してくれるとストレスが軽減
弱みを言ったのに返ってこないのはストレス値があがる
「暑いと思うから暑い」「暑いのはあたりまえ」と子供に言うのはかわいそうなこと
異常心理:杉浦先生 暑いと犯罪が増える
暑いと暴力犯罪が増える
1950~95年のアメリカの調査
犯罪率と32℃以上の猛暑日の関連性を調査
猛暑日が多い夏は凶悪犯罪が増える
特に後先を考えない衝動的な犯行が増える
メジャーリーグの試合57293回の試合を分析すると
暑い日はデッドボールが増えるという調査結果がある
チームメイトがデッドボールを受けた場合
→投手はデッドボールを投げる確率がUP
認知科学:中野先生 3歳までの育ちかたで汗腺の数が決まる
暑さに耐えられる体質と耐え難い体質は
汗腺の数が違うため
3歳までに暑い環境で育った人は汗腺の数が多く暑さに強い
日本はかつて涼しく汗腺の数が少ない
東南アジア 約500万個
日本人 約230万個 少ない!
日本人のほうが暑さに耐えにくい
高貴の人は肌が綺麗で汗をかかないのが条件
外に出て労働しないため汗腺が少ない
心理学:植木先生 メンタルで暑さをしのげるか!?
心頭滅却すれば火もまた涼し
どのくらい本当にメンタルで涼しく感じられるのか
火渡りの体験でトランス(通常とは異なった意識状態)
→あまりあつさを感じなくなることも
もっと暑くなれ、もっと俺を照らせ
酒の酔いに身を委ねる(今日は酔うぞ)=トランス状態
→悪酔いしない
経済:門倉先生 節約したいならエアコンをつけっぱなしにする
節約のために冷房の設定温度を高くすると逆に損をする
パソコンが多いオフィスの体感温度は30℃を超える
25℃から1℃上げるごとに作業の効率が2%も下がる
設定温度を25℃→28℃にすると約13,000円/m2の損失
日本全体で約4322億円の損失
電気代は消費なので経済にプラス
猫のために30日間エアコンつけっぱなしにした時
いつもより電気代がかかっていなかった。
エアコンをつけ始めが一番電気代がかかるため
コンスタントにつけたほうが良い
生物:池田先生 エアコン普及率
クーラー普及率→約92%
一世帯あたり→約2人
設置率→2台
平均気温26℃くらいで生活
心理学;植木先生 夏と冬の心理の違い
ハーバード大学の研究
暑い時 なにかから逃げたい
寒い時 なにかから隠れたい
という気持ちに似ている
夏→短絡的に物事を決めやすい
冬→先延ばしにしやすい
うつ病・精神疾患の患者さんは健康な人以上に
厚さの影響を受ける
対策をしているのに夏バテがひどい
→心の問題が隠れている危険性が
経済:門倉先生 女性に嫌われる夏ファッション
夏場、男性は男性用ニップレスを着用しよう
夏場に嫌われる男性のファッション
1位 透けた乳首
2位 薄毛の汗
3位 ワキ汗
4位 背中の汗
5位 Yシャツ下に下着なし
夏バテ対策まとめ
・夏はカフェインが入っていない飲料を塩分と一緒に適量のむ
・暑いですねと言い合うとストレス軽減
・暑いと犯罪が増える・作業効率が悪くなるのでエアコンをつけたほうがいい
・エアコンはこまめにつけたり消したりするよりつけっぱなしの方が節約になる
・外的な夏バテ対策をしてもよくならない場合は心のストレス解消が必要
・男性はファッションに注意。