しくじり先生1月11日放送 間寛平(芸歴45年)自分のために1円も借りていないのに騙されて保証人になって背負った借金総額1億円超え!誰にでも起こりうる借金の保証人の恐怖とは。
優しい人は他人の借金を肩代わりする保証人地獄に注意。
保証人と連帯保証人の違い
保証人とはお金を借りた人が何らかの事情があって返せなくなった時に代わりに支払う人。借りた人がきちんと返済すれば保証人は何も困らない
連帯保証人は保証人と少し違う。
お金を貸した人は借りた人と連帯保証人どちらに取り立ててもOK。借りた人の事情は問わず連帯保証人に返済義務が発生する。連帯保証人になるということは、自分が借金することと同じ!
誰にでも起こりうる身近に潜む保証人の罠
誰でもいつどこで保証人になるかわからない。
身近にある「保証人」の例・・・
- 家族や身内のマンション契約の際に保証人になる。
- 友人の息子が就職する際に身元保証人になる
- 親戚が銀行からお金を借りる際に「名前だけ貸してほしい」と言われ保証人になる
間寛平の借金までの道のり
- 吉本に入って4年で座長になった。(史上最速)世間の信用ができ、有名になる。
- 先輩芸人にギャンブルの530万円の借金の保証人になってと言われる(現在の価格で約1000万円)。よくわからないままハンコを押し、人助けをしたと喜んでいた。その後先輩芸人が蒸発し間寛平に返済義務が発生(利子が毎月7%。)37万1000円毎月利子がかかっていた。37万円利子を払っても借金は1円も減らない。
- 親しくもない怪しい知人に「困っているんだったら500万円までお金を貸してくれる人がいるよ」「500万間寛平名義で借りて、250万円ずつ分けて一緒に返して行こう」と言われ、お金に困っていたので250万円すぐ手に入るならとハンコを押した。怪しい知人が蒸発。
- 数えきれない保証人になり、借金のループが始まる。保証人になる→逃げられる→借金を背負う→返済に困る→怪しい誘いが来る→最初にもどる。
簡単にハンコを押す、困った人をほおっておけない優しい人は格好のカモ。 - 蒸発したはずの怪しい知人から「子供が病気で今すぐお金がいる」と電話が来る。お金がない間寛平はスナックに営業に回って160万円お金を稼いだが、集金がまだできていないと言って18万円しか間寛平に戻ってこなかった。
「新しい会社を作るために事務所を借りるから」「大物歌手のショーを開催するのに手付金がいるから」など、この知人に総額3000万円だまし取られた。少しでも返ってくるかもしれないと貸し続けてしまう。(銀行ではなく、街金から借りていた。)
お金をだまし取る人は巧みな話術をつかう。
お金を借りる人がよく言う言葉は下記の通り- 給料日には絶対返す
- これが最後だから
- 来月には倍になる
- お前にしか頼めない
- 900万円の手形を貸してくれる人を紹介される。450万円ずつ分けて使おうと先輩に提案されハンコを押す。(手形とは決めた期日の後換金できる金券のようなもの)ところが、900万もらえると思っていたら900万円返せと借金取りが押しかけてきた。間寛平がサインした場所は、保証人になる事を約束する欄だった。
手形の保証人とは、問題が生じたとき、金額をもらうのではなく払う立場になる人のこと。知らない間に保証人になっていた。そして先輩蒸発。
早く苦痛から解放されたい、返済したいとどんどんハンコを押してしまう。 - すぐには帰れない遠方に営業に行っている時に妻とこどもしかいない家に取り立て屋が来た。元暴走族のリーダーに電話で頼み、家族を守る!と言って戦ってくれたが、家族に迷惑をかけ精神的にショックを受けた。
- 一発儲けて一気に返したいと思うように。そんな時アメママンという間寛平のキャラクターが大ヒット。バッタもん屋のおじさんに出会う。
間寛平「アメママンのグッズで大儲けしたい」バッタもん屋「アメママンのグッズを販売を引き受けて大儲けしたい」2人「吉本を通さずに販売したい」→アメママンのほっぺが光るバッジの販売決定。
後輩の知り合いがやっている工場に依頼して150万円の開発費を請求される。売れたら借金を返せると原価630円のバッジ10万個作る契約を工場と交わす。4万個届いた時にアメママンを生み出した番組が終了。→1個も売れない
バッジに計画されていたICチップが入っておらず詐欺と気が付き裁判になる。間寛平の借金のため、バッタもん屋は返済0円、間寛平は約5000万円借金が増える。 - クルーザーに乗っている時、娘と海に飛び込み死のうかな・・・と考えた。幼い娘がギュッと間寛平の手を握ったため、踏みとどまった。(返済で忙しく、この時娘の初めて手を握った。)
- 借金をして21年後の平成7年 借金完済。
間寛平の1番のしくじりとは?
妻に内緒でハンコを押していたことが一番のしくじり。
妻に借金をしていることをばれたくないと、隠すために借金を重ねた。
簡単にハンコを押して借金をしてくれる僕は周りから見ると良い人に見えますが、借金で迷惑している家族からしたら悪人同然。誰にとっていい人でいるべきか考えることが一番大事。と語っておられました。
ハンコを押す前に、家族からのオッケーのハンコをもらおう。借金はどんな形であれ結果として家族を巻き込むことになる。必ず家族に相談を。
間寛平の借金地獄を支えた娘・妻・明石家さんまの話。
娘がたった1枚持っていた幼い娘と間寛平とのクルーザーでのツーショット写真。この写真を見ていつも思う。大切な家族がいるじゃないか。その家族を悲しませてどうすんねん!と奮い立つ。
借金を返済できたのは2人の恩人のおかげ。
1人は妻。借金会社の前で娘をひねって泣かせて同情をかって利子をまけてもらっていた。泣きじゃくる子供を連れたかわいそうな母親作戦。芸人の妻は強い。
もう一人は、明石家さんま(後輩)。兄さん大変だろう、と番組のレギュラーに入れてくれた。ギリシャマラソンに2回ついてきてくれた。世間で間寛平は走れると知れ渡り24時間マラソンで活躍。
どんなに辛くても、だましたり逃げたりしなかった。そんな僕を神様は見ていてくれて支えてくれる多くの人に出会えた。本当に神様はいると信じている。
間寛平先生のしくじりまとめ
- 安易に他人の保証人になった
- 甘い考えで大儲けを企んだ
- 借金を家族に内緒にした
気づき
旦那も先輩に15000円盗られました。返す、振り込むといって最終的には音信不通。低収入で不安を抱えている中、その先輩にしたらたかが15000円かもしれないけど、とてもショックでした。15000円あれば家族にもっと美味しいもの食べさせてあげられる。娘が大喜びしていた動物園にも行けたのに・・・と。
人のお金を使ってもなんとも思わないヤツはどこにでもいます。
優しい心に漬け込んで騙してくる人にとって「良い人」になってはいけない。お金が絡むことはハッキリ断る強さが、本当に大切な人を守る優しさになりますね(o^^o)
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